【自動作案】
スポットCMを自動で作案、枠取り作業を効率的に
放送局関係
2023.9.1
システム概要
スポットCMの作案を自動で行うシステムで、以下のように利用することが可能です。
- APIを公開しており、外部から自動作案の実行や作案結果の取得が可能。
(番組、販売枠、視聴率等の各種情報を入力データとし、作案結果を出力データとする) - AWS上でサービスをホスティングしている。(オンプレで構築も可能)
- WEBブラウザ上で自動作案の履歴を表示&確認することが可能。
- 営放システムと連携し、営放システム側から作案実行、作案結果の取り込みを行うことも可能。
(営放システム側の改修が必要となります。)
本システムを開発するに至った背景
従来の営業デスクによるスポットCMの手動作案では、以下の課題がありました。
- デスクの作案作業の業務負荷が高く、残業時間&疲弊が問題となっており、他の仕事が出来ない。
- 枠取り作業が属人化しており、担当者が退職・移動した際に引き継ぎがままならない。
- 複雑な制約が絡み合ったなかで、人間が手動で効率的な枠取りを行うには限界がある。
導入メリット
本システムを介してスポットCMを自動作案することより、以下のメリットがありました。
- 月間800契約(およそ30,000本弱)の作案作業を、30分程度で自動で実行出来るようになった。
従来、作案作業に費やしていた時間を、より生産的な仕事に従事出来るようになった。
- 営業デスク毎にまちまちであった営放スポット契約のデータ化について、統一できる部分が増えた。
- 目標PRP、秒数比といった作案条件をデータ化するようになった。
- 暗黙知となっていたスポンサー毎のNG枠設定も、システムで明示的に設定出来るようになった。
- システムによる効率的な枠取りを行うことが可能となった。